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12月16日-05号

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  1. 新宮市議会 2021-12-16
    12月16日-05号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 3年 12月 定例会          令和3年12月新宮市議会定例会会会議録             第5日(令和3年12月16日)---------------------------------------議員定数15名、現在員14名、出席議員13名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  大石元則君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員1名、氏名は次のとおり。                            12番  前田賢一---------------------------------------議事日程 令和3年12月16日 午前10時開議 日程1 議案第61号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例 日程2 議案第70号 令和3年度新宮市水道事業会計補正予算(第1号) 日程3 議案第71号 権利の放棄について 日程4 議案第72号 令和3年度新宮市住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 日程5 議案第73号 訴えの提起について 日程6 議案第74号 新宮市徐福公園指定管理者の指定について 日程7 議案第77号 新宮市小口自然の家の指定管理者の指定について 日程8 議案第78号 新宮市小口キャンプ場指定管理者の指定について 日程9 議案第79号 新宮市交流促進施設さつきの指定管理者の指定について     (以上9件 総務建設委員会委員長報告) 日程10 議案第62号 新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程11 議案第65号 令和3年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 日程12 議案第66号 令和3年度新宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 日程13 議案第67号 令和3年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程14 議案第68号 令和3年度新宮市と畜場特別会計補正予算(第1号) 日程15 議案第69号 令和3年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第2号) 日程16 議案第75号 中央児童館指定管理者の指定について 日程17 議案第76号 新宮市老人福祉センター指定管理者の指定について 日程18 議案第80号 新宮市立佐藤春夫記念館指定管理者の指定について      (以上9件 教育民生委員会委員長報告) 日程19 議案第64号 令和3年度新宮市一般会計補正予算(第9号)      (総務建設教育民生委員会委員長報告) 日程20 議案第85号 副市長の選任について 日程21 議案第86号 教育長の任命について 日程22 議案第87号 令和3年度新宮市一般会計補正予算(第11号) 日程23 委員会発案第6号 新宮市政治倫理条例 日程24 議員派遣件---------------------------------------会議に付した事件 日程1 議案第61号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例から 日程24 議員派遣の件まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               総務部               部長               稗田 明君               財政課長             小林広樹君               市民生活部               部長               西山和視君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        北畑直子君               新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長                                山下泰司君               子育て推進課長          梶田卓哉君               建設農林部               部長               平見良太君               医療センター               事務長              奥  靖君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第5日(令和3年12月16日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は13名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 議案第61号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例 △日程2 議案第70号 令和3年度新宮市水道事業会計補正予算(第1号) △日程3 議案第71号 権利の放棄について △日程4 議案第72号 令和3年度新宮市住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) △日程5 議案第73号 訴えの提起について △日程6 議案第74号 新宮市徐福公園指定管理者の指定について △日程7 議案第77号 新宮市小口自然の家の指定管理者の指定について △日程8 議案第78号 新宮市小口キャンプ場指定管理者の指定について △日程9 議案第79号 新宮市交流促進施設さつきの指定管理者の指定について ○議長(榎本鉄也君)  日程に入ります。 日程1、議案第61号、押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例から日程9、議案第79号、新宮市交流促進施設さつきの指定管理者の指定についてまでの9件を一括議題といたします。 付託となった総務建設委員会委員長の報告を求めます。 なお、委員長報告に対する取扱いについては、委員長より順次報告を受けた後、一括して質疑を行います。質疑の終了後、報告の順位に従い討論の上、その都度順次採決いたします。あらかじめ御了承願います。 それでは、6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君) (登壇) 総務建設委員会委員長報告を行います。 今期定例会において、総務建設委員会に付託となりました議案第61号、押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例、議案第70号、令和3年度新宮市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第71号、権利の放棄について、議案第72号、令和3年度新宮市住宅資金貸付事業特別会計補正予算(第1号)、議案第73号、訴えの提起について、議案第74号、新宮市徐福公園指定管理者の指定について、議案第77号、新宮市小口自然の家の指定管理者の指定について、議案第78号、新宮市小口キャンプ場指定管理者の指定について、議案第79号、新宮市交流促進施設さつきの指定管理者の指定についての9件につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑等について申し述べます。 議案第61号について、委員中より「市職員の起案文書押印廃止されるのか」との質疑があり、当局より「見直しの趣旨は、市民の申請時の利便性を高めることであり、職員の起案等については、現在のところ廃止予定はありません」との答弁がありました。次いで、委員中より「押印の見直しは国が打ち出した施策だと思うが、いつ、どの範囲まで押印廃止にするというような詳細は通知されているのか」との質疑があり、当局より「国からは、見直すことが推奨されるとの通知だけであり、いつ、どの範囲までということは各自治体の判断になります。本市は、来年1月1日に本条例を施行し、その他規則や要綱などは年度内に事務手続を完了させるべく、現在取り組んでいます」との答弁がありました。また、委員中より「文書作成時に押印することで、自身の行為に対する責任を持つと考えており、行政が利便性ばかりを重視して簡素化することに危惧を抱く」との意見がありました。 次いで、指定管理者の指定に係る4議案について、委員中より「指定管理者の選定は公平に行っているとは思うが、いつも同じ団体が指定を受けており、新規参入が難しいとの声を聞く」との意見があり、当局より「徐福公園については、長年徐福に関する顕彰事業交流事業等で貢献いただくなど、専門性の高い団体であることから特命指定とさせていただきました。他の3施設については、公募の上、民間委員を含む選定委員会で決定したことであり、新規参入だから排除されたというようなことはありません」との答弁がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、議案第61号については、反対意見があったことから挙手採決を行い、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定し、議案第70号から議案第74号及び議案第77号から議案第79号については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの報告について一括して質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 これより各号分離の上、討論を行い、採決いたします。 まず、議案第61号について討論ありませんか。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (登壇) 議案第61号について、反対の立場で討論をいたします。 本案に反対する趣旨は、人事評価制度に反対している趣旨と同じであります。なぜなら、その趣旨は、行政効率や実利を求めるあまり、日本人としての美徳、精神の荒廃を助長することになるのではないかと危惧するからであります。また、あらかじめ断っておきますが、本案は、実印などを要する重要な書類等には及ばないことは承知しております。 しかし、「蟻の穴から堤も崩れる」のことわざにありますように、これを契機として、日本人としての美徳、すなわち正義感、責任感、繊細、信用を重んじる精神、また歴史、文化が徐々に消滅、侵食されていくことを心配するからであります。 ここにありますこの日本画の作者は不明でありますが、これに画賛している惟肖得巖は高名なお坊さんであります。この絵に対して画賛を、詩を書いて、その末尾に署名、朱で捺印しているわけです。それで、この絵は室町時代に制作されたことが証明されるわけです。 私は、この絵の解説をするつもりはありません。要するに、捺印、これが1000年も前から脈々と受け継がれてきた日本の歴史、文化であります。例えば、「刀は武士の魂である」など、道具がその人の精神を象徴するように、私にとっては、印鑑は私の魂であると言えるほどのものなのであります。 私が初めて実印を作ったのは、当時結婚することになり、婚姻届を提出する際に捺印するのがきっかけであります。私は、象牙の判が欲しかったのですが、お金がなかったので我慢をして、水牛の角で作って婚姻届に捺印をしたとき、自分の実印を持ったことで大人になったことを実感し、誇らしい気持ちになったことが今も忘れられません。 その後、和歌山県の警察官を拝命したのでありますが、捜査報告書実況見分調書被疑者取調調書参考人調書等作成業務を行うのでありますが、完成して課長に提出するときに捺印する際、この文章に誤字、脱字、また不備があれば、当然、課長の信頼を得られませんから、何度も読み返し、点検するわけでありますが、いざ捺印しようと構えても、やっぱり不安で、なかなか押せず、もう一度点検してしまうのが常でありました。それを提出し、課長から褒められたときの誇らしい気持ちは今でも忘れられません。 そして、相手の容疑者も、調書に署名捺印をしてしまえば、罪を認めることになるのでありますから、当然、かたくなに捺印を拒むわけです。それで、警察官は捜査の実績、実利を優先する。要するに、手柄を立てて成績を上げるために、強引に押印させようとすることから、冤罪など捜査上の人権問題等が発生することになるわけであります。 その後、警察官を退職して、新宮市の市議会議員になったのでありますが、私はもったいなかったので、最初に作った実印と警察官の仕事の印鑑と併用していたので、実印の縁が丸くなってしまい、欠損印になっていたので、念願の象牙で実印を作り直したのであります。 また、30年ほど前に、初めてこの議会の議長に就任したとき、事務局が大きな議長印を用意してくれたのですが、隣の副議長の印鑑が小さくて、その倍ぐらいの大きさがありました。そのとき、つくづく議長の職責の重さを実感したのであります。ところが、今年の6月にまた議長に就任して、書類に押印をしようとして、事務局に、「議長の判こどこに置いてあるんや」と言うたところ、「議長、印鑑は自分で用意してください」というので、「そんなら事務局に預けている三文判でええんやね。それ押しといてくれ」ということになったのですが、このとき、議会はこんな僅かな経費を削っているが、それに引き換え、田岡市長の莫大な予算の無駄遣いと比較して、いかにも議長の職責の軽さ、議会の権威の減退を思い知らされたようで、全く情けない気持ちになりました。 このように、私たちの世代は、現在、既に利便性を優先して、あらゆる信用行為も電子化されて人情、人間性がどんどん廃れていく風潮、この現代社会にあって、せめて田舎で暮らしている我々新宮市民の特権としても、もう少しゆっくりとした時代の移り変わりを体験させてほしいものであります。 私は印鑑を押印するごとに、真っすぐ押すことを心がけるのですが、慌てているとき、疲れているときなど、よく横に傾いたり、逆さまに押してしまうことがありますが、それをそのまま提出してしまうと、相手方にいいかげんな人物であると信用されないような気になり、結局、書類を全部書き直すことがあります。 要するに、「画竜点睛を欠く」という言葉がありますが、芸術家が精魂込めて竜の絵を描いても、最後に竜の目に黒い点をつけなければ完成したとは言えないし、作品がつまらないものになってしまうという教えであるように、私は、印鑑を捺印する行為自体が、すなわち竜の絵を描いて、最後にその目に1点を描き入れてこそ完成したということと同じであると思っております。 また、私が市議会議員になってから、議員報酬銀行振込になったとき、私は当分の間、手渡しで受け取っていたのですが、事務局の手間を省くために銀行振込に変えてもらいました。が、やはり危惧したとおり、毎月毎月手渡しで受け取るごとに感じていたありがたさや感謝の気持ち、責任を感じる気持ちが薄れていくのを実感しているのであります。 部下が起案した書類を直接課長、上司に提出して、直接課長から承認印をもらう。この直接面接して上下のコミュニケーションを図る手間こそ血の通った組織の運営の基になるのではありませんか。行政効率を図るために、印鑑捺印の手間を省くというのであれば、人事評価制度のような、百害あって一利なしのごとき無駄な作業の手間を省けと言いたいのであります。 もとより条例は、私たち新宮市民だけの法律であります。条例で、わざわざ印鑑の省略を規定する必要もなく、やるのであれば、我々世代も余命は長くもないのでありますから、俺らが死んだ後でやってくれと毒づきたいような気持ちでいっぱいなのであります。いずれ印鑑そのものが不要な時代が来るとは思いますが、印鑑を重んじる日本独特の歴史、文化を慌てて廃止していく必要など、どこにもないと思うのであります。 特に、歴史、文化の急激な変化は都会から発達しますが、精神的な落ち着きや安心感、幸福感が希薄になります。しかし、私たち田舎、新宮市に住む者は、社会の変動が緩やかでありますから、その分ゆったりとした落ち着きや安心感に浸れるのが恩恵であります。わざわざ誇りある、すばらしい日本独特の歴史、文化、習慣を捨て去るような軽薄、浅はかな提案に賛同するわけにはまいりませんので、本案に反対をいたします。 以上。 ○議長(榎本鉄也君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  ただいま三栗委員長より委員長報告がございました。 その内容は、市職員の起案書等については、これはやらないと。市民の窓口に来ていただいた方々が常に印鑑をお持ちでないことも、ほとんどの方がいらっしゃると思います。私も、ただいま同僚議員がおっしゃった日本の文化、印鑑というのは文化なんですよね。画伯が最後に印鑑を押す。これは私が作ったものです、私が描いたものです、これは私は日本の文化だと思っています。私もそれを守っていきたいと思います。たとえ世の中が、時が代われども、欧米やほかのヨーロッパ諸国ではサインでございます。これは、既にヨーロッパ圏、いろんな世界においても、そのようにされている方もいらっしゃいます。 ただ、日本もやはり簡素化すると、公務員の。それは確かでございますが、今回の条例は、窓口に来た方、あくまでも市民の便宜を図る簡素化という形で、市民にとって印鑑を持ってきていない方が今からどうしますかという、そういうことでもやはり市民のために市長が働いている、執行者が考えたことだと思います。 ただ、そこで一番大事な職員の皆さんや管理職員が起案する文書については、今までどおり、最後にサインをして、最後に自分の印鑑を押すと。慎重に起案する市の職員、市長をはじめ、全て市民のために働いている、市のために働いている方の起案書は全て今までどおり印鑑を最後に押印すると、三栗委員長からの御報告がありました。 私も日本の文化を守っていきたいと思います。今回の条例は、市民の皆様が便利であり、窓口に来ても、サインと、そしてもう一つ身分証明書を提出する、一番いいのはマイナンバーカードですか、マイナンバーカードをお持ちでない方は免許証とか、そして保険証、その他のそれを提示すれば、印鑑は押印しなくてもいいということを委員長から報告がありました。 私も総務建設委員会で質疑をいたしました。私も考えました。やはり日本の文化を守っていかねばならないということが今でもありますが、公務員たる者がやはりそれを今守っていただいている、起案する文書、全て市民に対する文書は、皆、慎重かつ押印をして提出するということで答弁がありましたので、委員会でも。ただいま三栗委員長からも委員長報告の中でもそれを明記に、私は確信いたしましたので、今回のこの条例案には賛成をいたします。 以上です。
    ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 これより本案について起立により採決をいたします。 委員長の報告に賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(榎本鉄也君)  起立多数であります。 よって、議案第61号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第70号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第70号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第71号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第71号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第72号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第72号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第73号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第73号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第74号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第74号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第77号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第77号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第78号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第78号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第79号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第79号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程10 議案第62号 新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例 △日程11 議案第65号 令和3年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) △日程12 議案第66号 令和3年度新宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) △日程13 議案第67号 令和3年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第2号) △日程14 議案第68号 令和3年度新宮市と畜場特別会計補正予算(第1号) △日程15 議案第69号 令和3年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第2号) △日程16 議案第75号 中央児童館指定管理者の指定について △日程17 議案第76号 新宮市老人福祉センター指定管理者の指定について △日程18 議案第80号 新宮市立佐藤春夫記念館指定管理者の指定について ○議長(榎本鉄也君)  日程10、議案第62号、新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例から日程18、議案第80号、新宮市立佐藤春夫記念館指定管理者の指定についてまでの9件を一括議題といたします。 付託となった教育民生委員会委員長の報告を求めます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (登壇) 教育民生委員会委員長報告を行います。 今期定例会において、教育民生委員会に付託となりました議案第62号、新宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例、議案第65号、令和3年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第66号、令和3年度新宮市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議案第67号、令和3年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第2号)、議案第68号、令和3年度新宮市と畜場特別会計補正予算(第1号)、議案第69号、令和3年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第2号)、議案第75号、中央児童館指定管理者の指定について、議案第76号、新宮市老人福祉センター指定管理者の指定について、議案第80号、新宮市立佐藤春夫記念館指定管理者の指定についての9件につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 本委員会は、慎重審査の結果、付託されましたこれら9件の議案につきましては、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で、報告を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの報告について一括して質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 これより各号分離の上、討論を行い、採決いたします。 まず、議案第62号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第62号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第65号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第65号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第66号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第66号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第67号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第67号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第68号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第68号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第69号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第69号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第75号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第75号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第76号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第76号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第80号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第80号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程19 議案第64号 令和3年度新宮市一般会計補正予算(第9号) ○議長(榎本鉄也君)  日程19、議案第64号、令和3年度新宮市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 分割付託となった総務建設教育民生委員会委員長の報告を求めます。 なお、各委員会委員長の報告の都度、質疑を行いますので御了承願います。 まず、総務建設委員会委員長の報告を求めます。 6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君) (登壇) 総務建設委員会委員長報告を行います。 今期定例会において、総務建設委員会に分割付託となりました議案第64号、令和3年度新宮市一般会計補正予算(第9号)の本委員会に付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑について申し述べます。 歳出8款土木費、市田川水系内水排水ポンプ整備事業において、委員中より土地購入費の減額理由について詳細説明を求めたところ、当局より「令和2年度からの繰越予算にて土地を購入したため、今年度予算の土地購入費を建設工事費等に振り替えるものです」との答弁がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、議案第64号中、本委員会への付託部分については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  委員長の報告について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 次いで、教育民生委員会委員長の報告を求めます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (登壇) 教育民生委員会委員長報告を行います。 今期定例会において、教育民生委員会に分割付託となりました議案第64号、令和3年度新宮市一般会計補正予算(第9号)の本委員会に付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑について申し述べます。 10款教育費、教育活動支援プログラム事業について、委員中より「人件費を減額しているが、プログラムの内容に変更があったのか」との質疑があり、当局より「プログラムの変更によるものではなく、各学校に派遣している支援員の先生の入れ替わりによるものです」との答弁がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、議案第64号中、本委員会への付託部分につきましては、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  委員長の報告について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 以上で、各委員会委員長に対する質疑を終わります。 各委員会委員長の報告は、いずれも原案を可決すべきものとの報告であります。 以上をもって、議案第64号について討論を行い、採決いたします。 本案について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 各委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第64号は、各委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程20 議案第85号 副市長の選任について ○議長(榎本鉄也君)  日程20、議案第85号、副市長の選任についてを議題といたします。 ここで向井副市長には退場願います。     (向井雅男副市長退場) ○議長(榎本鉄也君)  当局の説明を求めます。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) ただいま議題となりました議案第85号、副市長選任の件について御説明申し上げます。 本議案は、現副市長の向井雅男氏の任期が本年12月21日をもって満了となりますことから、地方自治法第162条の規定に基づき、議会の御同意を得まして再任したいというものでございます。 なお、任期は4年でございます。 また、向井氏の略歴につきましては、別記参考をもちまして説明に代えさせていただきます。 以上、誠に簡単ではございますが、本議案の説明とさせていただきます。御同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 5番、岡崎議員。 ◆5番(岡崎俊樹君)  この副市長を選ばれる際に、別の副市長は考えられなかったのかということを聞きたい。 ◎市長(田岡実千年君)  考えられませんでした。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ほかにいい人というか、あと最近だと民間とかいろんな市で副市長を募集しているところもあるんですけれども、そういったことも含めて、そういう考えはないですか。 ◎市長(田岡実千年君)  向井副市長、この4年間就任いただいた間には、文化複合施設の建設、また新型コロナウイルスの対応、またバイオマス発電事業者の進出、大変大きな事業、また大きな課題がございましたが、そういう中にあって事務方のトップとしてこれまでの経験を生かしていただくとともに、誠実な副市長でございます。いろんなことを中心となって頑張っていただき、様々な解決を見てきたわけであります。 とにかく、引き続き新宮市政のためにこれからも誠実な手腕を発揮いただいて、私たちが目標とする誰もが心豊かに暮らせるまちの実現に、さらにお力をお貸しいただきたい、そういう思いで今回再任のお願いをしているわけでございます。 ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第85号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第85号は委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (登壇) 議案第85号、副市長の選任について反対討論を行います。 反対の理由について説明をさせていただきます。 私は、旧新宮市と熊野川町の合併直前の平成17年は、旧新宮市議会の議長でありました。当時、新宮市と熊野川町の合併問題が最重要の政治課題、行政問題であり、合併に向けて新宮市、熊野川町内部、また互いの協議を重ね、合併合意に至ったところで、当時の上野市長が突然合併拒否を打ち出したので、市政が大混乱に陥ったのであります。 そこで、当時、私、大西が議長であるにもかかわらず、異例の一般質問を行い、当時の上野市長に対して合併の調印に応ずるように強力に追及したのでありますが、上野市長はかたくなにこれを拒否して、合併は不可能な状態に陥ったのであります。 そのとき、当時の西村助役が、調印に応じないのであれば助役を辞めさせてもらうと諫言して、市長に調印の決断を迫ったので、上野市長はやむなく合併の調印を決断せざるを得なくなり、合併が成就したのであります。 その結果、西村助役は約1年7か月の短命に終わった。要するに、西村助役は自らの首をかけて市長に諫言してくれたおかげで、合併が成就し、このような立派な庁舎や丹鶴ホールなどの大事業が成し遂げられたのであります。 この西村助役の助役という立場の存在の意義を思い、翻って向井副市長の態度と比べてみれば、例えば、現在私が主張している人事評価制度の反対質問に対して、約8年前の平成25年6月議会において、田岡市長は、「人事評価制度は地方公務員法で実施義務が規定されているので、誰が市長になっても実施しなければならないから国に倣って実施します」と答弁したのでありますが、そのとき、既に向井副市長は本市の幹部職員として答弁席に座っていたのであります。 そして、4年前に副市長に就任したのでありますが、私はその間、一貫して地方公務員法の規定は、基本規定であって義務規定ではない。あくまで各自治体の実情に合わせて自由に運用できるのが立法の趣旨である。つまり、地方自治の本旨である。市長の答弁は間違っているから訂正して謝罪せよと追及してきたのでありますが、あくまでも義務規定であると言い張る田岡市長に、その市長答弁の誤りを諫言することもできず、おのれの地位を守る保身のためにか、市長に忖度した答弁を繰り返してきたのであります。 しかし、とうとう本年5月に行われた総務建設委員会で、総務課長が、地方公務員法上の人事評価制度は各自治体の実情に合わせて自由に運用することができる法律となっていますと、私、大西の従来からの主張を初めて認めたのであります。 この答弁を受けて、市長は、私、大西に対して謝罪をしたのでありますが、実にこの間8年もの歳月を要し、副市長として権限を持ったこの4年間に限っても、あまりにもひどい、情けないと言わざるを得ないのであります。 市長は行政に素人なのであるから、副市長が憲法、地方自治法、地方公務員法をそしゃく、理解して、市長に諫言、助言をしなければならないものを、私、大西が何度も教えているにもかかわらず、理解することができなかったのであります。向井副市長がこのような軽薄な能力で人事評価の最高評価者の地位にあること自体、人事評価制度はナンセンス、いかにばかげた制度であるかが証明されるというものであります。 また、本年3月議会における私、大西の一般質問で、「三輪崎区が新宮市から新宮港の土地を貸与されるとき、建物を建てることができないと契約している」と指摘したことに対して、現三輪崎区長である屋敷議員が「そのような契約はなかった」と反発して、私、大西に対して処分要求議案を提案し紛糾した際、向井副市長は、三輪崎区と新宮市の間で建物を建ててはいけないことの契約はあった、その事実を伏せて、土地の利活用について容認あるいは甘受してきたことが推測されるなどと、事実とかけ離れた屋敷議員に忖度した答弁をしたのであります。そのため、私、大西は、新聞で、「同僚批判も証拠なし」と大きな見出しで報道され、名誉、信用を著しく傷つけられることになったのであります。 このような不公平な向井副市長が人事評価制度の最上位評価者であること自体、人事評価制度は差別的制度であることが証明されるというものであります。でありますから、これを許すことは、市役所の職員に、上司に忖度、追従するのが有利、すなわち、ごまをするのが得であるという、廃退的な風潮をますます助長することになるのであります。 この4年間の向井副市長の行動を注意して見てきましたが、副市長たる者の存在意義は、堂々と市長に諫言、助言できる能力が求められるはずであります。しかし、何らの感心する功績は認められない。向井副市長のおかげでというような功績は、首をかしげても出てこないのであります。 選挙で当選したからといって、市長は正義であるということではありません。なぜなら、全ての市民が真実を知った上で投票しているわけではないのが実情でありますから。田岡市長は常々「市政は市民のためにある」が行政理念であると美辞麗句を唱えていますが、ならば、我々新宮市議会議員は市民の代表であり、市民そのものではありませんか。市民、すなわち、議員の質問に対して、思想、良心の違いはさておいて、行政執行の事実関係については、正直に、公平に情報提供するべきではありませんか。 田岡市長、また向井副市長は自らの保身のために、真実を歪曲して市民を欺く姿勢が実態でありながら、「市政は市民のためにある」などとのたまうのは片腹痛いという思いで笑止千万であります。 私は向井副市長には個人的に非常に恩義がある立場でありますが、向井副市長が人事評価制度に対して市長に適切な諫言、助言しない以上、それゆえに、私もなおさら向井副市長に忖度することは許されないのであります。 このように、向井副市長は、新宮市の市職員として最高幹部を務めた立場にありながら、憲法、地方自治法、地方公務員法もそしゃくできておらず、田岡市長に対して適切な助言、諫言することもできない程度の能力であり、自分に友好的な議員に対しては忖度して有利な答弁をし、反抗的な議員に対しては事実をねじ曲げて不利になるような答弁をする。要するに、市民の代表者に対して不公平な取扱いをしているのであります。 このような、市民に対して差別的な向井副市長が人事評価制度の最上位評価者なのでありますから、人事評価制度の公平、公正性の確保が保証されるわけがないのであります。私は人事評価制度を批判している以上、この向井副市長の偏った取扱いを許すことができない、信頼することができないのであります。 よって、本案に反対する次第であります。 以上。 ○議長(榎本鉄也君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  本案に対し、賛成討論をさせていただきます。 田岡市長が目指す新宮市政、すなわち、市民ファースト、市民のために全力を尽くす、すなわち、市民のため、それは市全体を考えていくのが田岡市長の政治カラーだと私は思っております。 その市長を補佐する副市長の任命に当たり、向井副市長をこのたび2期目として議会に提案されました。私は、彼の職歴、学歴を見せていただきまして、近畿大学を卒業されたと。ただいま反対討論された大西議員も近畿大学でございます。 尊敬する世耕弘成、現在の参議院議員ですね、その祖父が近大をつくられた。そして、向井副市長は本州製紙に勤務され、そしてその他民間企業でもお勤めされた方です。公務員一本できた人ではございません。私は、彼が持っているいろんな知識をもって田岡市長を支えてこの4年間やっていただいたと思っています。文化ホールのこと、そしてその文化ホールのために、国の都市再構築戦略事業交付金を取るために、市部長、市課長、担当課長を、職員の皆さんのために一緒になってこの24億円を全国で11自治体しかない交付される特別補助金のために、市長の命令を受けて、そして担当部長、課長と職員と一緒に頑張りました。おかげさまで62億円の費用の中で11億8,000万円という、これは松本議員がここの一般質問でもされたとおりであります。市民にとって経費を少なくして、市のために頑張っていただいた、その市長を補佐して、昼も夜も一生懸命、担当の国土交通省のヒアリングを受けて、しっかりと職員を激励しながらまとめ上げたのが向井副市長だと私は思っております。 さて、副市長というのは必ず市長の盾となり、そして市長を補佐するわけです。向井副市長も民間の出身の方ですから、今回、そして市で三十有余年、部長を経験されて、トップを経験された方です。職員の気持ちは十分分かっております。人事評価においても、彼ほどよくその気持ちを分かっている人間はいないと思います。市長も民間出身です。市長も12年、市民の信頼を得て当選され、今度4期も当選された。1期目のときは本当に大変でしたね、市長。あなたはよくそれに耐えて、そして市議会議員の議員の皆さんと共に、あなたの誠実な心によって信頼を勝ち得、また市民にも勝ち得たと私は思っています。 人間というのはね、市長、やはりいろんな考えをお持ちです。私は、市民の皆さんの声を聞いて、市長が市民のために私はやるんだという、その声ですよ。私はね、市長、あなたの提案のとおりです。市長のあなたが目指す市政というのは、常に市民目線に立って、市民のために働きながら、お互いが市職員が信頼を持って相手を尊敬しながら市のために働く。発言するときは発言する。しかし、市長、人間いろんな方がいらっしゃいます。公務員に受かったと、市職員となっても、やはり自分には、カラーに合わない方もいらっしゃると思います。いろんな方がいらっしゃいますが、職員全てを取りまとめるのは市長であり、それを補佐するのがしっかりした内部情勢全てにおいて全てを知っている方しかないと思います。 私は、今回の向井副市長、よく頑張ってきてくれたことと思います。彼も大変悩んだと思いますが、やっぱり市長のために、もう一度、一肌脱ぐんだという気持ちでやっていただいていると、市長も確信してこの場にこの御提案をされたと思います。やはり市民ファーストです。市民のために働きます。そして、職員は皆、私は優秀だと思っています。その中の職員一人一人に対して、市民のために働いていただける人を、その能力を伸ばす、私は人事評価というのは、民間では当たり前と市長もお答えしていますが、私も民間出身です。一人一人の能力、その方の能力を上げるのが、私は人事評価だと思っています。 学校だってそうでしょう、市長。学校行って勉強した方は、今でも1から5の成績表は、教育長、あるんですね、そうでしょう。人を勉強で差別するんじゃないんです。その人の持った能力を高めるための市長のいわゆる市民のための政治、信頼と市民の目線に立って、市民ファーストで市政をするのが田岡市長の市政だと思っています。 今後とも、向井副市長がここで議員の皆さんの賛同をいただいて、田岡市長の補佐役として頑張っていただけることを私は祈っております。どうか、議員各位におかれましても、向井副市長の人柄というんですか、静かであっても信念をお持ちの人でございます。どうか、この案に御賛同いただきますよう心よりお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 以上。 ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 これより本案について起立により採決いたします。 本案に賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(榎本鉄也君)  起立多数であります。 よって、議案第85号はこれに同意することに決定いたしました。 向井副市長、入場願います。     (向井雅男副市長入場) ○議長(榎本鉄也君)  ただいま選任されました、向井副市長より挨拶の申出がございますので、これを許可いたします。 向井副市長。 ◎副市長(向井雅男君) (登壇) 貴重な時間を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。 このたび、副市長の選任に当たりまして、皆様方の御同意を賜りましたこと、本当に感謝しております。本当にありがとうございます。 この上は、本当に微力ではございますが、市長を補佐し、持てる力を発揮しながら頑張っていきたいというふうに思っておりますので、皆様方にはさらなる御指導、御鞭撻を賜りたくお願い申し上げ、簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。     (拍手) ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分程度休憩したいと思います。 △休憩 午前11時03分--------------------------------------- △再開 午前11時13分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程21 議案第86号 教育長の任命について ○議長(榎本鉄也君)  日程21、議案第86号、教育長の任命についてを議題といたします。 ここで、速水教育長には退場願います。     (速水盛康教育長退場) ○議長(榎本鉄也君)  当局の説明を求めます。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) ただいま議題となりました議案第86号、教育長の任命について御説明申し上げます。 本議案は、現教育長速水盛康氏の任期が本年12月22日をもって満了となりますことから、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を得まして再任したいというものでございます。 なお、任期は3年でございます。 また、速水氏の略歴につきましては、別記参考をもちまして説明に代えさせていただきます。 以上、誠に簡単ではございますが、本議案の説明とさせていただきます。御同意賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 5番、岡崎議員。 ◆5番(岡崎俊樹君)  先ほどの副市長と同様の質疑なんですが、教育長についても別の方を考えるということはなかったでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  全くありませんでした。 ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第86号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第86号は委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (登壇) 議案第86号、教育長の任命について、反対討論を行います。 理由について申し述べます。 私は、田岡市長、速水教育長が実施している人事評価制度に反対、批判を続けているものですが、反対の主な理由は、この人事評価制度は教育上のデメリット、弊害が顕著であるからであります。 私は、田岡市長、速水教育長が行っている人事評価制度は、差別制度である、すなわち、明確な合理的、科学的な基準もなく、人に値打ちをつける行為は差別制度そのものであるからであります。 また、社会の諸悪の根源であると主張しているのでありますが、例えば、市長、教育長は、「子供たちに人権を尊重する心を育てましょう」とか、「家庭から始めよう、人権教育」などと広報して、差別の撤廃の啓発活動を行っておきながら、市役所の職員に対してこのような人権啓発の模範にならない差別的制度を押しつけているのであります。「市役所から始めよう、人権教育」と書き換えるべきであって、田岡市長は巧言令色鮮し仁の類いであるというゆえんであります。 市役所の職員のみならず、子供の教育が能力主義、成績主義に偏ると、成績を上げることと学力を上げることにきゅうきゅうとして正義感、すなわち、おのれの利益を後回しにして、道理に従って公共に尽くす心、他人を思いやる心が育たないのであります。 しかして、競争の末、後には成績の優秀な者が社会のリーダーとなっていくのであります。すると、例えば、政府の最上級官僚が起こした森友学園問題、不正を指示された部下が自己嫌悪に悩まされて自殺した件、また菅前内閣総理大臣が日本学術会議から推薦された一部の学者の任命を拒否した問題等、権力者の価値観に反するものは不利になる制度の下にあっては、よい評価を得て、身分や金銭的、物的利益を求めようとして権力にへいへいと追従することになり、社会的使命感、責任感が喪失されていくのであります。ましてや、合理的、明確な基準がない制度であるから、上司の機嫌を取り、ごますりにきゅうきゅうとして、公僕としての公務員の使命感、プライドが減退していくのは自明の理であります。 また、近年発生した国政選挙の広島選挙区での選挙違反事件でも、最も悪質な買収事件を起こしたのは、元法務大臣であります。学力、成績が優秀で、大臣にまで上り詰めるが、結局、成績を上げるため、すなわち、当選することを最優先するあまり、国会議員としてのモラルを喪失してしまっているのであります。政党も、この候補に莫大な選挙資金を交付して、他の候補と差別しているのであります。 また、例えば、現在、学校の教職員の子供に対するセクハラ、性的虐待で処分される教職員が年々増加して大問題になっていますが、なぜ、こういうことが起こるのでありましょうか。それは、子供の頃から成績、学力偏重の教育を受けて、学力優秀で教員に採用されるのでしょうが、反面、正義感が身についていないから、教員としての社会的使命感が欠如しているのであって、それを人事評価で矯正しようが、処罰して見せしめにしようが、減るどころか次から次へと増えるばかりであるのが現状であります。 まして、明確、合理的、科学的な評価基準がない評価制度は差別制度そのものであって、日本大学の理事長の不正行為に見られるように、上級幹部は理事長に忠実に追従する者で固められているのであります。 果たして、理事に取り立てられる者が人格、能力が優秀であるから取り立てられていたのでしょうか。理事長の逮捕を受けて、全理事30名全員が辞任したのでありますが、これら理事はみんな能力、人格が優秀で理事に選出されていたのでしょうか。この問題は、単なる一組織の問題ではありません。日本大学には莫大な私学助成金、すなわち税金が交付されているのであります。 また、最近でありますが、大阪市の現職校長が松井市長に直接提言書を送り、市長の教育行政を批判している報道がありましたが、その中でこの校長は、全国学力調査などについては、子供たちはテストの点によって選別されると危惧しています。また、教職員の人事評価制度も批判し、教職員はやりがいや使命感を奪われ、働くことへの意欲さえも失いつつあるとも述べています。この校長の主張は、私、大西が8年間にわたって田岡市長の実施している人事評価制度に対する反対質問で言い続けてきた主張と全く同じ論理であります。 速水教育長は、田岡市長が実施している人事評価制度に協調せざるを得ない立場にあることは考慮していますが、教育委員会は、市長とは独立した執行機関であり、現にこの議会で承認されなければならない。要するに、我々市議会議員が市民に代わって教育長を選ぶ、すなわち代理選挙であります。 私は、この福祉行政を最優先する市役所の職員や、子供の教育に携わる学校の先生方を馬の鼻先にニンジンをぶら下げて走らせるような軽薄、愚劣な醜い人事評価制度を見直そうとしない速水教育長を、貴賤上下の別なく仁術・医術を施した大石誠之助を名誉市民に頂いている新宮市民としてのプライドにかけて、新宮市の教育行政の最高責任者として認めるわけにはいかないのであります。 よって、本案に反対の意見といたします。 以上。 ○議長(榎本鉄也君)  ほかに討論ありませんか。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  本案に対し賛成の立場から討論いたします。 本案は、速水氏の教育長就任を市長から求められているものでございます。 もともと私の持論を申しますと、教育は日本の国の基幹だと、最高の最も大切なところだと思っています。日本は第二次大戦によって変わりました。これは、ここにおられる議員各位も御承知だと思います。天皇陛下は象徴になったわけなんです。今の天皇陛下、民主的な方でいらっしゃる。その中で、我々国民は天皇に対しての熱い思いがあるんです。これは世界にはない、日本独特の文化であります。 さて、教育とは必ず、先ほど私、教育長に求めました、学校の成績はやはり3、4、5とあるんですねと。そのとおりだと申しました。ただ、勉強だけが人間の価値を評価するわけではありません。人間は、その人が理性を持ち、知識と認識、良識を持って、日本国民として生きているわけです。教育たるものが一番大事なところです。 私も子供の頃は、終戦後生まれです。ここにおられる議員の中で戦前生まれは大西強議員だけでございます。この人はやはり大切な方だと思っている。戦前のこともよく知っている方ですから。あとの議員諸君は、皆、終戦後生まれでございます。私も戦争は体験していません。 教育とは、やはり国の基幹です。教育によってその国の発展が決まってくるわけです。民主国家であります、我々は。市長も選挙で選ばれる。アメリカの大統領は国民に選ばれ、日本の国は議院内閣制ですから、議員の中から選ばれる。イギリス制ですね。私は、民主国家において最近特に思われているのは、何をしても自由だと、人様に迷惑をかけても自由だというのがはびこっております。義務を果たさずに権利ばかりを主張するのが私は非常に心苦しいところがあります。教育は、これからも子供たちにお父さんお母さんを大切にして、兄弟を大切にして、友を大切にして育っていく、一番大切なところじゃありませんか。 そして、今回、速水氏が選任されました。この方は、今回、東京大学文学部の分室を文化ホールへ、こちらへ持ってくるのに尽力されました。東京大学といえば、日本の最高学府であります。そこの文学部がこちらに来ていただいて、新宮の文化を全国そして世界に丹鶴ホールから発信するわけです。 そして、教育においてもやはり新宮市が和歌山県でも有数の先進地となるよう、私は以前にも速水教育長にお話ししたことがございます。速水氏は今までにない、学校の教員を長くされていても民間知識を持たれた、なかなか造詣の深い人だと私は感じております。この方が市長に教育長として指名され、またこのたびも市長から指名されております。 確かに、人事評価ですか、これはあくまでも市長権限また教育長権限でやっておると思いますが、人事とは大変難しいわけでございます。学校の先生がいろんなことで事件を起こしている。それをまとめていくのもやっぱり教育長なんです。違いますでしょうか、皆様。 教育とは大変深いところがあるんです。全てにおいて学歴だけじゃないんです。その人の人間性を持ち上げていって、子供たちに明日の日本を背負って立つために人を大切にする、そしてその中にも規律もきちっとして、能力ある人は能力を伸ばしていく、そういう学校教育、そして少しでも、ついて来にくい方にも温かい教育を与える。これが教育じゃありませんか。 官と民を持ち備えた今の速水教育長はすばらしいと、私はいつも感謝しています。ただ、学校だけの教員をされただけで上がってきて、そして市長に選ばれた人じゃないんです。市長と同じく、市政は市民のために、教育は子供たちのための明日の活力のためです。日本のために育ってくれることを考えていただいているのが教育長だと思っています。常に、規律は厳しく、そして心優しく、そこで勤務している教育委員会の皆さん、学校の先生方にも心の中の改革をしていただける人は、この方しかないと思っています。 全てにおいて造詣の深い速水氏です。どうか議員各位にお願い申し上げます。今、この速水教育長、私は、本当に今度新宮市に、前回も市長が選任された、そして彼を見ていると、やはり官と民がどちらの心も持ち合わせている、私はすばらしい方だと思っています。どうか議員におかれましても、速水教育長の人間性、そして優しさ、そして規律の正しさ、それを酌み取っていただきたいと思います。 市長、いい人を私は選任されたと思っています。私は新宮市議会で16年、市民の皆様から温かい御支援いただいて当選させていただいて今この場におりますが、速水氏のように本当に心豊かな、子供たちに対する温かみ、そして規律の正しい方だと私は思っています。どうか、この新宮市の子供たちが日本の国を背負って立てる一助となるように、速水氏に期待をしております。議員各位におかれましては、本案に御賛同いただき、新宮市の子供たちに明日の未来の輝ける新宮市になるよう御賛同いただきたいと思います。 以上で、賛成討論を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 これより本案について起立により採決いたします。 本案に賛成の方の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(榎本鉄也君)  起立多数であります。 よって、議案第86号はこれに同意することに決定いたしました。 速水教育長、入場願います。     (速水盛康教育長入場) ○議長(榎本鉄也君)  ただいま任命されました速水教育長より挨拶の申出がありますので、これを許可いたします。 速水教育長。 ◎教育長速水盛康君) (登壇) 私、教育長の任命に当たりまして、議会の御同意をいただきましたこと、厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。 改めまして、その職の重たさを今、感じているところでございます。新宮市の教育行政のために全力投球をしていきたい、そのように思っております。今後とも、議員の皆様方には、御指導、御鞭撻をいただくことをお願い申し上げまして、簡単ではございますが、御挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。     (拍手)--------------------------------------- △日程22 議案第87号 令和3年度新宮市一般会計補正予算(第11号) ○議長(榎本鉄也君)  日程22、議案第87号、令和3年度新宮市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第87号、令和3年度新宮市一般会計補正予算(第11号)について御説明申し上げます。 1ページの第1条は、予算の総額に2億771万9,000円を追加し、補正後の予算額を185億342万6,000円にするというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出からご説明申し上げます。 恐れ入ります、10ページをお願いします。 3歳出、3款民生費2項1目児童福祉総務費の子育て世帯臨時特別給付金給付事業は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている子育て世帯の生活を支援する取組の一つとして、一定の年収条件を満たし、ゼロ歳から高校3年生までの児童を養育する世帯に対して、対象児童1人当たり10万円相当の給付を行うというもので、去る11月30日に先行給付分として対象児童1人当たり5万円の予算を可決いただきましたが、年内に1人10万円を一括支給するため、残る5万円の追加分及び事務費について増額補正するものであります。 以上が歳出であります。 次に歳入でありますが、8ページをお願いします。 2歳入、19款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、令和2年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。御審議賜りますよう、よろしくお願いいたします。
    ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君)  お尋ねいたします。 18歳以下、いわゆる新宮市が対象となる世帯と人数というのはどのぐらいになるんでしょうか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 対象となる世帯数でございますが、2,052件、対象となる児童数は3,564人でございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 報道等で、所得制限というふうなことは、どのようになるんでしょうか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  報道等でよく960万円ということで言われておりますが、こちらについては、扶養親族の数が3人の方を想定しての収入となってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  特段所得制限は云々ないというか、3人ということですよね、今のお話でいくと。 それと、ほかの方もお聞きになるかも分かりません、もう一つだけ。給付の仕方は、いわゆる一括というふうなことでよろしいんでしょうか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  先行分の5万円と合わせまして、今回、議決をいただきましたら、追加分の5万円を合わせまして、現金10万円を一括で今月12月24日に振り込みさせていただきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  また多分同僚議員も、お聞きになりたいことあると思いますので、以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君)  これ、24日に前回御説明いただいた5万円プラス5万円で合計10万円にしていただいて、現金一括ということ、早急に担当課のほうも年末に皆さんに行き渡るように御尽力いただいたことと思います。そこについて大変感謝申し上げます。ありがとうございます。 それで、今もう既に5万円で入金いたしますという通知が皆さんに届いていると思うんですけれども、この一括で現金で10万円の支給に変更させていただいたという本市の周知、これはどのように対象者の方に周知されるんでしょうか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  先行給付の5万円につきましては、既に通知をして支給の準備を進めているところでございます。今回議決いただきましたら、追加分の5万円につきましては、明日17日に個別に郵送にて通知する予定にしております。また、報道への周知、それからホームページ、新聞広告等で周知を図っていきたいと考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  明日にも個別に発送と、あと広報はしていただくということでお願いします。 あと、この3,564名、先ほど言っていた2,052件というのは、これは児童手当に該当していない人とかというのは、この中に入っているんですか。それは除いてということですか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  児童手当を受給されている方以外、高校生を持つ方、さらに公務員も児童手当を受給しておりますが、それらも含めた数字でございます。 ◆7番(濱田雅美君)  全ての方ということでしたら、児童手当に該当していない人も、手続をしなくても該当ということで振り込んでもらえるということですか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  当課で情報を把握しております方につきましては、申請なく受け取っていただきます。それ以外の公務員の方、また高校生のみを扶養されている方については申請が必要となってまいります。明日17日までに申請をされた方でありましたら、24日の振込に間に合うということでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  17日まで、明日までに申請をすれば、児童手当に該当していない人は24日には間に合うということですよね。でも、自分がそうであるかどうかというのは、ちょっと分かりにくい人もいると思うんですけど、その点は、結構、該当していない方で、でも該当するという方の件数とかというのは、分からないんですか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  児童手当以外の高校生の方、あと当課で把握できておりません公務員の方の件数でございますが501件、対象児童数で673人となってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  分かりました。 あしたまでに申請して24日までには間に合わなくても、この方たちの申請が漏れないかどうかというチェックは最終的にお願いしたいと思います。対象になっているのに受け取っていられない方というのが本市でないような取組をお願いしておきます。 あと、前回の記録がある方は24日に振り込むということと、それと新たに申請が必要な方という方もいらっしゃったと思うんです。その方たちは封書で届いているとは思うんですけれども、御自宅のほうに。その方たちは、どうですか、24日に間に合いそうですか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  そのような方ですが、通知を発送いたしまして、昨日までに申請もいただいている方もございます。その数としましては188件、対象234名分が既に申請いただいてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  この申請していただいた方は24日に間に合うということですね。この方たちも、新たに申請がいる方も、あしたまでぐらいなら間に合うということですか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  そのとおりでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  では、その申請がない方、あとはまたこの児童手当に該当していない方で、申請漏れがないような、最終的なチェックも御尽力いただきますようお願いします。 以上です。ありがとうございます。 ○議長(榎本鉄也君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君)  聞き間違いかもしれないですけれども、先ほど課長の答弁で、18歳未満、高校生と耳に残りまして、働いている方ももちろん、説明したとおり大丈夫なんですよね。高校生の18歳未満というふうにちょっと耳に聞こえましたんで、働いている方の18歳未満、とにかく18歳未満だと皆さん受給できるということですか。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  対象となるのは18歳以下の方でございますが、どなたかに扶養されている方が対象となりまして、既に独立されて仕事をされているような場合は対象外となります。 ◆11番(竹内弥生君)  それは知らなかったです。扶養されている方はいいけれども、独立して働いている方には支給されないということでよろしいですね。 ◎子育て推進課長梶田卓哉君)  そのとおりでございます。 ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第87号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第87号は原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程23 委員会発案第6号 新宮市政治倫理条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程23、委員会発案第6号、新宮市政治倫理条例を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 政治倫理条例策定特別委員会委員長、11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (登壇) 政治倫理条例の説明に先立ちまして、この条例の策定に至った経緯を簡単に申し述べます。 本年3月定例会におきまして、昨今の社会情勢、市政や市議会の現状を鑑み、政治に携わる者の規範を明文化し、市民の皆様に心から信頼していただく市政の確立を目指していくべきとの考えに至り、全会一致で政治倫理条例の策定を目的とした政治倫理条例策定特別委員会が設置されました。その後、10回にわたり委員会で議論を交わしたほか、議員総会も2回開催し、委員外議員の意見をお聞きしました。 委員会の議論におきましては、特に市との請負や指定管理者の指定、政治倫理基準について、委員同士が丁々発止の議論を行い、結果、委員会の全会一致で本日の条例提案に至りました。なお、本案の提出をもって、本特別委員会の最終報告に代えさせていただきますので、御了承をお願いいたします。 それでは、委員会発案第6号、新宮市政治倫理条例の提案説明を行わせていただきます。 第1条(目的)は、政治倫理条例の目的について規定しています。 第2条(市長等、議員及び市民の責務)は、第1項で市長等及び議員の責務を、第2項で市民の責務を規定しています。 第3条(宣誓書の提出)は、本条例を遵守する旨の宣誓書を、市長等は市長に、議員は議長に提出しなければならない旨を規定しています。 第4条(政治倫理基準)は、6号建てで、市長等及び議員が遵守しなければならない政治倫理基準を規定しています。 第5条(市請負契約等に関する遵守事項)は、市との請負契約等に関し遵守しなければならない事項を規定しています。 第6条(指定管理者の指定の禁止)は、第5条に規定する企業等は、地方自治法第244条の2第3項に規定する指定管理者となることができない旨を規定しています。 第7条(社会福祉法人等の役員就任に関する遵守事項)は、社会福祉法人または学校法人の有報酬、または無報酬役員就任に関する遵守事項を規定しています。 第8条(政治倫理審査会)は、政治倫理審査会の基本的な構成等を規定しています。 第9条(市民の調査請求権)は、政治倫理条例違反の疑いがあると市民が認めた際の調査請求の方法等について規定しています。 第10条(審査会の審査等)は、審査会の審査、結果報告後の対応について規定しています。 第11条(市長等及び議員の協力義務)は、審査会の審査に際し、市長等及び議員は協力しなければならない旨を規定しています。 第12条(審査結果報告書の公表)は、審査結果報告書の公表の仕方について規定しています。 第13条(委任)は、条例施行に関し必要な事項は規則で定める旨を規定しています。 附則として、第1項では、条例施行日を議員の次期任期開始日の令和5年5月1日としています。 附則第2項から第5項では、第4条から第7条までの規定に関する経過措置を定めています。 以上、説明とさせていただきます。議員各位におかれましては、御賛同賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。 本案について討論ありませんか。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (登壇) 本案について賛成の討論を行います。 私は約50年ほど前、昭和50年に警察官を退職して、政治の世界に入るとき、市議会議員に立候補するコンセプトが利権政治の排除、これをバックボーンにして約50年間、一貫して政治活動を続けてきたわけであります。 そこで、平成4年、今から約30年ほど前に、市制60周年記念事業として徐福の墓に楼門を建てる計画が提案されて、これを実施したのでありますが、建設の最終局面において市議会議員がこの建設に介入し、要するに利権行為が行われ、行政がねじ曲げられて無駄な建設費用が投入されることになったわけであります。 そのとき、私は議長でありましたので、これを許すことができない。そこで、私は議長の立場を利用して、楼門建設の予算が入っている当初予算を私は流したのであります。当初予算ですよ。それで怒った議会は、私に対して議長不信任案を提案し、圧倒的な賛成議員で、全会一致というほどの不信任案が可決されたわけです。それ以来、約30年、古い議員も少なくなっていますが、後ろの議長も古い人はよく理解してもらっていると思いますが、一貫して、この利権政治の排除、これをバックボーンにして活動してきたんで、この30年前の徐福の楼門以来、30年にわたって私は倫理条例の制定を主張してきて、その都度、各役職の不信任案を提案される長い30年の戦いでありました。 そこで、30年を経過した今回、現議長の榎本議長のリーダーシップで、やっと念願の倫理条例が提案されたわけだ。今回の倫理条例の中身は、私が30年にわたって主張してきたことがほとんど取り入れられている。そして、職業選択の自由とか、そういうものにもよく配慮したすばらしい議案であります。感無量であります。私は、長くこの議会に座っておってよかったなと、念願がかなったのも感謝の限りであります。どうか、本案について全議員の御承認を賜りたく、切にお願いして賛成の討論といたします。 ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会発案第6号は原案のとおり可決いたしました。 この際、お諮りいたします。 政治倫理条例策定に関する調査研究は、以上をもって終了することにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、政治倫理条例策定に関する調査研究は、終了することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程24 議員派遣の件 ○議長(榎本鉄也君)  日程24、議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。 本件については、地方自治法第100条第13項及び会議規則第158条の規定に基づき、別紙にて配付しましたとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議員派遣については、別紙にて配付のとおり決定いたしました。 この際、お諮りいたします。 ただいま決定した派遣内容について、諸般の事情により変更を要する場合には、議長に一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、派遣内容について変更を要する場合は、議長に一任することに決定いたしました。 以上をもって、今期定例会の日程は全て終了いたしました。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(榎本鉄也君)  ただいま田岡市長より、本定例会閉会に際し挨拶の申出がありますので、発言を許可いたします。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) 閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。 まずもって今期定例会において提出させていただきました議案全てにおいて可決いただきましたこと、誠にありがとうございました。特に、先ほど提出させていただきました2件の人事案件につきまして御同意を賜りました。引き続き、三役が一丸となって、新宮市の責任者としてしっかりとまちづくりに邁進したいというふうに思ってございます。議員各位の今後ともの三役に対しての御指導、御鞭撻、何とぞよろしくお願い申し上げます。 また、今、可決、了解いただきました補正予算の第11号、子育て支援の給付金の件でありますが、議長の御指導もいただいて、急遽、本日提出させていただいて、皆様の御同意をいただいて、おかげさまで年内24日に一括現金10万円を支給することができますことも重ねてお礼を申し上げます。 コロナ禍も間もなく2年となります。年明けから3回目のワクチン接種が始まるわけであります。引き続き、この感染対策と同時に、少しでも日常に戻していく、また経済対策も引き続きしっかりと頑張ってまいりたいと思っておりますし、特に喫緊の課題であります産婦人科医の確保については、議会とともに私たちもでき得る限りのことをしっかりと頑張って、必ず確保するということを胸に活動してまいりたいと思います。 これから年末にかけまして、議員各位におかれましても何かと忙しい時期だとも思いますが、御自愛の上、輝かしい新年を迎えられますことを心より祈念して、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。 ○議長(榎本鉄也君)  市長の挨拶を終わります。--------------------------------------- △閉議及び閉会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  去る11月30日開会以来本日まで、議員各位におかれましては、終始御熱心に審議いただき、また議会運営に対し絶大なる御指導と御協力を賜り、衷心より厚く御礼申し上げます。 今期定例会に付議されました諸案件につきましては、その議了を見ましたので、以上をもって、令和3年12月新宮市議会定例会を閉会いたします。 △閉会 午後零時07分地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。            新宮市議会議長   榎本鉄也            新宮市議会副議長  東原伸也            署名議員      三栗章史            署名議員      久保智敬...